麻痺手足の不使用

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【麻痺した手足の廃用メカニズム】

麻痺した手足の廃用メカニズムは、損傷した脳や神経系によって起こる運動機能の低下に関連しています。

廃用症候群は、使われない筋肉や関節が徐々に機能を失い、弱くなったり硬くなったりする状態を指します。

特に、麻痺した手足では、以下のようなメカニズムが関係しています。

  1. 筋肉の萎縮: 筋肉が活動しないと、筋繊維のサイズと力が減少します。これは、筋肉が定期的な刺激や負荷を受けないときに起こり、筋力低下を引き起こします。
  2. 関節の硬直: 関節が動かされない期間が長くなると、関節周囲の組織が硬くなり、関節の可動範囲が減少します。これは関節拘縮として知られ、動きを制限し、痛みを引き起こすことがあります。
  3. 神経系の可塑性の変化: 脳や神経系は、使用に応じてその構造や機能を変化させる能力があります。しかし、麻痺した手足が使用されない場合、神経系はその部位の制御を「学習」する能力を失う可能性があります。これは、神経系が新しい運動パターンを形成する代わりに、麻痺した肢体の使用を「忘れる」という形で現れることがあります。
  4. 感覚フィードバックの喪失: 麻痺に伴う感覚機能の低下は、運動機能の回復をさらに困難にします。手足の位置や動きに関する正確な感覚フィードバックがないと、適切な運動パターンを習得または維持することが難しくなります。

廃用症候群の予防と治療には、物理療法や作業療法が含まれます。

これらの療法は、麻痺した手足の機能を改善し、筋肉の強度を増やし、関節の可動範囲を広げ、全体的な運動機能を向上させることを目指しています。

また、電気刺激やロボティクスを用いたリハビリテーション技術も、廃用症候群の治療において有効なアプローチとされています。

Photo:療法士向け技術セミナーの様子

▼石垣のまとめ▼

動かすことだけがリハビリではない

身体をケアすることも大切

「感覚」と「運動」は表裏一体

身体を大切にしてください

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