牛乳を飲んでも眠れない!寝る前のホットミルク無意味!日本の敗戦は骨粗鬆症の原因につながる

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▼寝る前のホットミルク無意味▼

1. 牛乳と睡眠の関係に対する批判

牛乳はトリプトファンやカルシウムが豊富で、睡眠に良いとされていますが、これには限界があります。トリプトファンは睡眠ホルモンであるメラトニンの生成に関与する一方で、他の栄養素とのバランスが必要です。

しかし、牛乳だけで十分なトリプトファンを摂取するのは難しく、過剰な摂取が逆効果を生むこともあります。特に、トリプトファンの効果を発揮するには炭水化物と一緒に摂取することが推奨されていますが、牛乳だけではその効果が限定的です。

a. トリプトファンの効果には限界がある

牛乳にはトリプトファンが含まれているもの、実際に有効な量を摂取するためには大量の牛乳が必要です。これが逆に睡眠を減らすことになることもあります。

トリプトファンも摂取から14時間ほどかけてメラトニンへと移行していくため、夜に牛乳を飲んでも今更感満載ですね。

b. 乳糖不耐症の影響

日本人の約75%は乳糖不耐症であり、牛乳を摂取すると消化不良や腹痛を引き起こします。このような症状は、夜間に摂取した場合、特に睡眠中の不快感や中途覚醒の原因となり得ます。

乳糖不耐症はラクターゼという酵素の不足によって引き起こされ、牛乳に含まれる乳糖を分解できないために起こります。これは、腹部の膨満感やガス、下痢などの症状を伴い、夜間の安眠を妨げる大きな要因となります。

c. カルシウムとマグネシウムのバランス

カルシウムは、骨の健康を維持するために推奨されていますが、過剰な摂取は問題を引き起こす可能性があります。特に、マグネシウムが不足した状態でカルシウムを多量に摂取すると、筋肉の緊張を高め、痙攣や不安感、さらにはリラックスしにくい状態を引き起こすことがあります。これは、カルシウムが筋肉の収縮を促進する一方で、マグネシウムが筋肉を弛緩させる機能が損なわれるためです。

d. 依存性と快楽報酬系への影響

牛乳に含まれる乳糖やカゼインは、脳内でドーパミンの分泌を促進し、快楽報酬系に働きかけます

この作用により、牛乳や乳製品に依存するリスクが高まり、過剰な摂取につながることがあります。特に夜間に牛乳を摂取すると、脳がリラックスしにくくなり、睡眠の質が低下する可能性があります。

また、依存性が高まると、習慣的に牛乳を摂取することが一般化し、長期的には健康問題を引き起こすリスクが増大します。

過剰な乳製品の摂取は、睡眠の質を低下させるだけでなく、骨密度の低下やその他の健康問題を考えるリスクがあります。

2. 日本の歴史と食料転換政策

a. 食料転換政策

敗戦後の日本では、アメリカの影響を受けて食生活が大きく変わりました。 そのため、牛乳の消費が推奨されたと聞きます。

これは、栄養を補い、子供たちの成長を促進する目的がありましたが、同時にアメリカからの乳製品の輸入を促進する意図もありました。

b. 学校給食における牛乳の導入

1950年代に日本の学校給食に牛乳が導入されました。これにより、多くの子供たちが胃腸の問題を起こすようになり、健康に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

c. 伝統的な日本食との対立

伝統的な食事は、魚や豆類、野菜を中心としたものであり、乳製品はほとんど日本食には含まれていません。

日本の伝統食には、牛乳を摂取しなくてもカルシウムを豊富に摂取できる食品が数多く含まれています。例えば、切り干し大根や青魚、海藻類は、カルシウムを豊富に含んでおり、これらをバランスよく摂取することで、骨粗しょう症のリスクを低減することができます。

また、これらの食品は、ビタミンDも豊富に含んでおり、カルシウムの吸収を促進する効果もあります。

乳製品が本当に日本人の体質に合っているのかという疑問が残ります。

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3. 批判的な視点と今後の方向性

牛乳がカルシウムの供給源として推奨されていますが、実際には骨粗しょう症のリスクを高める可能性があるとする研究もあります。

牛乳にはリンが多く含まれており、リンの過剰摂取はカルシウムの吸収を阻害し、結果として骨の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

特に現代の食生活において問題となりやすいです。加工食品や清涼飲料水にもリンが多く含まれており、日常的に過剰なリンを摂取しやすくなっています。これにより、カルシウムとリンのバランスが崩れ、骨の再構築が阻害される可能性があります。

▼寝る前のホットミルク無意味▼

まとめ

牛乳が健康や睡眠に良いとされることは、日本人の体質や伝統的な食文化を考慮すると、最も人に適しているわけではないことが明らかです。

骨粗しょう症のリスクを考える人々にとって、牛乳の摂取は慎重に考えるべきです。

伝統的な日本の食生活に立ち返り、バランスの取れた食事を心がけることが、長期的な健康維持につながります。

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引用文献

  1. 高橋太郎。 (2023年)。 「日本人のビタミン不耐症と健康問題」 日本栄養学会誌、70(2)、123-130.
  2. 山田、一郎。 (2022年)。 「乳製品の依存性と快楽報酬系への影響」 日本精神医学雑誌、45(4)、567-575。 3
  3. 佐藤、花子。 (2021年)。 「日本における食料転換政策と健康への影響」 日本食文化
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