「脳卒中歩行自主トレ」をテーマに
脳梗塞リハビリMe:RIZEの PT城内先生 と
初のコラボLIVE配信
▼脳梗塞リハビリMe:RIZE▼
片麻痺者の歩行の特徴
- 歩幅の狭さ: 障害を受けた側の脚の制御が難しいため、歩行時に足を十分に前に出すことができない。
- 足の引きずり: 麻痺側の筋肉が十分に働かないため、足を引きずるように歩く。足部が「内反」している方が多いのが特徴。
- 姿勢の不安定: 麻痺側に力が入りにくく、非麻痺側の過活動により、バランスを取ることが難しくなり、転倒のリスクが高まる。
- 歩行リズムの乱れ: 歩行時のリズムが不均一になり、滑らかな歩行が難しい。
- 重心幅の大きさ:非麻痺側の過活動や代償動作により、重心動揺が大きく、特に頭部の揺れが健常人よりも大きくみられます。
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認知神経リハビリテーションとは
認知神経リハビリテーションは、脳の損傷や疾患によって影響を受けた認知機能を改善するための治療手法です。これには記憶、注意、言語、問題解決能力など、日常生活で必要とされるさまざまな認知スキルが含まれます。このアプローチは、脳卒中、外傷性脳損傷、アルツハイマー病などの認知障害を持つ人々を対象としています。
認知神経リハビリテーションの目的は、患者が可能な限り自立した生活を送れるように支援することです。治療は患者の個別のニーズに応じてカスタマイズされ、様々な技術やアプローチが用いられます。以下は、認知神経リハビリテーションにおいて一般的に用いられるいくつかの方法です:
- 認知訓練: 特定の認知スキルを強化するための練習や活動を行います。これにはメモリーゲーム、注意力を高めるトレーニング、言語スキルを向上させる演習などが含まれます。
- 認知行動療法: 認知機能の改善だけでなく、患者が認知障害に伴う感情的な問題や行動の問題に対処するのを助けます。
- 環境調整: 患者の日常生活環境を変更し、認知機能の低下による影響を軽減します。例えば、家を整理して物を探しやすくする、カレンダーやリマインダーを使って記憶をサポートするなどがあります。
- 技術を用いたアプローチ: コンピュータやタブレットを使用したアプリケーションを利用して、認知スキルを訓練することもあります。これには、特定の認知スキルを対象としたソフトウェアプログラムや、日常生活の管理を助けるアプリが含まれます。
認知神経リハビリテーションの効果は、個人の条件、損傷の程度、治療の開始時期などによって異なります。治療計画は通常、医師、言語療法士、作業療法士、心理学者など、多職種の専門家によって構成されるチームで作成されます。患者と家族の参加とサポートも、リハビリテーションプロセスにおいて重要な役割を果たします。
川平法とは
リハビリテーションにおける「川平法」とは、主に脳卒中患者のリハビリテーションに用いられる手法であり、特に上肢機能の回復に焦点を当てた治療方法です。このアプローチは、脳卒中によって影響を受けた側の手や腕の機能改善を目指します。
川平法は、患者が日常生活で遭遇する様々な動作や活動を模倣することによって、損傷した脳と上肢の間の神経回路を再構築し、改善を図ることを目的としています。具体的なトレーニング内容には、物をつかむ、持ち上げる、置く、開く、閉じるといった基本的な手の動きから、より複雑な日常生活動作(ADL)への応用まで幅広く含まれます。
川平法におけるリハビリテーションは、個々の患者の状態や回復の進行度に応じて、細かく調整されることが重要です。リハビリテーションプログラムは、一人ひとりのニーズに合わせてカスタマイズされ、患者が自己の可能性を最大限に引き出せるよう支援します。