寝姿勢と脳波の関連性:浅い睡眠から深い睡眠、REM睡眠まで

睡眠と脳波の関係

睡眠と脳波の関係は、脳の活動パターンが睡眠の異なる段階で変化することを示しています。

これらの段階には、浅い睡眠と一般的にいわれるレム睡眠、深い睡眠といわれるノンレム睡眠が含まれ、各段階は独特な脳波パターンで識別されます。

ノンレム睡眠(非急速眼球運動睡眠)

第1段階: 浅い睡眠で、アルファ波からシータ波へ移行します。

第2段階: 睡眠紡錘波(短い高周波活動)が見られ、睡眠の移行期です。

第3段階(深い睡眠): デルタ波が優勢で、身体の修復や成長に不可欠です。

レム睡眠(急速眼球運動睡眠)

を見ることが多く、脳波は覚醒時のように活発です。記憶や感情処理、学習の向上に関連しています。

寝姿勢と脳波の医学的関係

寝姿勢は睡眠の質と脳波活動に影響を与える重要な要素です。特定の寝姿勢は睡眠サイクル全体に影響を及ぼす可能性があります。

仰向けの姿勢:

利点: 脊椎の自然な位置を保つことで筋骨格系の負担を軽減します。

リスク: 睡眠時無呼吸症候群(SAS)を悪化させるため、深い睡眠とREM睡眠が断続的になり、疲労や集中力の低下を引き起こします。

横向きの姿勢:

利点: 左側を下にした横向き姿勢は、呼吸がしやすく、SASやいびきを軽減するため、脳波パターンが安定しやすく、質の高い睡眠を促進します。

リスク: 長時間の横向き姿勢は、肩や腰への負担が懸念されます。

うつ伏せの姿勢:

利点: 気道が開きやすくなる方もいますが、顔が枕に埋まることで、呼吸が浅くなる可能性もあります。人によっては、心理的に落ち着く姿勢です。

リスク: 首や背中に負担がかかりやすく、深い睡眠を妨げる可能性があります。

参考文献

  1. Kushida, C. A., et al. (2011). “Clinical Practice Guideline for the Management of Adult Obstructive Sleep Apnea.” Journal of Clinical Sleep Medicine.この論文は睡眠時無呼吸症候群の管理における臨床ガイドラインを提供しており、SASが睡眠サイクルや脳波活動に与える影響を詳しく説明しています。
  2. Shepard, J. W. Jr., et al. (1991). “Effects of Body Position on Sleep-Related Breathing Disorders in Older Adults.” Journal of the American Geriatrics Society.年齢による寝姿勢と呼吸障害の関係を調査した研究で、特定の寝姿勢が脳波パターンにどのように影響するかについても触れています。
  3. Verma, P. (2019). “Impact of Sleep Positions on Health: A Review.” Sleep Medicine Reviews.さまざまな寝姿勢の健康への影響を調査し、脳波活動や睡眠の質にどのように関与するかをレビューしています。

寝姿勢と脳波の関係は個人差があり、特定の健康状態に影響される場合もあります。

適切な寝姿勢を選ぶことは健康的な睡眠の確保に重要であり、専門家への相談が有益です。

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