枕は何歳から使うべき?子どもの成長に適した枕の選び方とは

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1. はじめに

子どもにとって、枕はいつから必要になるのか?多くの親が抱えるこの疑問に対して、この記事では年齢ごとの適切な枕の使用タイミングや選び方について睡眠オタクな作業療法士として、詳しく解説します。

実際に私自身の子育て経験と療法士としての経験も交えて掲載します。

子どもの睡眠環境を整えることは、快適な睡眠を確保するだけでなく、発育にも大きく影響するので、ぜひ最後までチェックください。

2. 子どもと枕の関係

2-1. 子どもの成長と枕の必要性

枕は子どもの成長に伴って重要性が増してきますが、必ずしもすぐに必要になるわけではありません

特に成長ホルモンの分泌が活発になる成長期には、適切な寝具を選ぶことが大切です。

では、具体的に何歳から枕を使用するべきか?

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3. 何歳から枕を使うべきか?

3-1. 赤ちゃんは枕不要

赤ちゃんや幼児には、基本的に枕は不要です。理由は、赤ちゃんの頭の形がまだ完全に発達しておらず、頭部や首、肩への負担がかかるからです。

寝返りの頻度も多いため、結局意味がなくなるなんてことも多々あります、、、

また、夜泣きや寝返りなどの動きが多く、枕が睡眠不足や窒息のリスクを引き起こす可能性があります。

しかし、そのようなことがよく言われますが、我が家では生後6か月くらいで枕を使用していました。

その理由としては、我が家ではその頃には1人別室で眠っており、暗闇の中でのランドマークとして枕を使うようにしていました。

また、枕があることで安心するのか、入眠が早くなったと感じております。もちろん頭頚部などのアライメントには十分注意して枕の選定が必要ですね。

3-2. 枕を使うタイミング

3歳から5歳になると、子どもの姿勢や体型が変わり、寝相が安定してきます。

この時期になると、快適な睡眠をサポートするために、低めの枕を使い始めるのが一般的です。

自然素材で作られた抗菌効果のある枕や、汗をかいても洗える枕がおすすめです。何よりも通気性は素材を選ぶ際のポイントです。

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4. 子どもに合った枕の選び方

4-1. 高さ調整が可能な枕を選ぶ

枕の高さは、子どもの姿勢や寝相に大きな影響を与えます。

特に、成長に伴って頭の形や肩の幅が変わるため、高さ調整が可能な枕を選ぶことが重要です。

適切な高さにすることで、頭や首、肩への負担を減らし、寝返りを効率化させることで快眠をサポートします。

4-2. 通気性が良く、肌に優しい素材

子どもは睡眠中に多くの寝汗をかくため、通気性の良い枕を選ぶことが重要です。

また夏場は涼感のある素材だと、寝苦しい夜を快適にしてくれます。

また、肌に優しい自然素材の枕は、汗を吸収しやすく、丸洗い可能なものも多いため、清潔に保てます。

定期的に天日干しや洗濯をして、枕は清潔にしましょう。

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5. よくある間違い:枕の硬さや高さの選び方

多くの親が、柔らかい枕が良いと誤解しがちですが、サポート力が不足し、逆に首や背中に負担をかけることがあります。

柔らかすぎるとすぐに形が崩れて劣化します。

また、低反発や高反発の枕についても、子どもの身体や寝る姿勢に合ったものを選ぶことが大切です。

特に首をしっかりと支えることが、快眠の鍵となります。

中でも一番の間違いは、売れているから良いなど、個人の体格や好みを無視することです。

引用:こども睡眠テキストより

6. 子どもの睡眠と枕の重要性

子どもは大人以上に、成長の過程で快適な睡眠を必要としています。

特に、身長や発育には、質の良い睡眠が不可欠です。適切な枕を選ぶことで、成長促進や疲労回復が期待できます。

また、無理のない姿勢でリラックスできる環境を整えることが、より良い睡眠へとつながります。

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まとめ

枕を使い始めるタイミングは、子どもの年齢や姿勢によって異なりますが、3歳から5歳が一般的な目安です。

重要なのは、高さ調整が可能な枕を選び、通気性や肌に優しい素材でできたものを選ぶことです。

そして、より大切なことは、そのお子さんにとって好きな感触なのか?その枕が好きか?です。

オンラインで枕の購入は簡単でいいかもしれませんが、一緒に買い物にいって枕に触れてみることで、好みや積極性がみられ、眠ることに心の姿勢が向かいやすくなると私は考えています。

適切な枕を使うことで、子どもの健康と快適な睡眠をサポートし、将来の成長に大きな影響を与えるでしょう

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よくある質問

Q1: 子どもに適した枕を使わないとどのような問題が発生しますか?

子どもに合わない枕を使うことで、首や肩に無理な負担がかかり、長期的には姿勢の悪化や成長の遅れに繋がる可能性があります。

例えば、枕が高すぎると、頸椎が圧迫されて首こりや頭痛を引き起こすことがあります。

また、枕の素材が通気性に欠ける場合、寝汗がこもりやすくなり、子どもの皮膚トラブルやアレルギーを引き起こすリスクが高まります。

適切な枕を選ばないと、子どもの睡眠の質が低下し、日中の疲労感や集中力の欠如にも繋がる可能性があります。

Q2: 子どもに適した枕の高さを決めるための具体的な方法はありますか?

子どもに合った枕の高さを見つけるには、まず子どもの肩幅や寝姿勢を観察することが重要です。

目安として、仰向けで寝たときに、首と背骨が自然なS字カーブを保てる高さが理想です。

横向きの場合、首が傾かないように、肩幅に応じて高さを調整する必要があります。

また、成長期の子どもは体型が変化しやすいため、定期的に枕の高さを確認し、必要に応じて高さ調整可能な枕を選ぶことが推奨されます。

Q3: 子どもが枕を使うことによって期待できる健康効果は何ですか?

適切な枕を使うことで、子どもの骨格の成長をサポートし、正しい姿勢の維持に役立ちます。

また、首や肩への負担が軽減され、リラックスした状態で快適な睡眠を得ることができます。これにより、成長ホルモンの分泌が促進され、身長の伸びや筋肉の発達にも好影響を与えます。

さらに、質の高い睡眠を得ることで、日中の活動時における集中力の向上や免疫力の強化が期待でき、子どもの全体的な健康をサポートします。

Q4: 子どもが枕を使用する際に注意すべき点は?

子どもが枕を使う場合、窒息リスクに注意が必要です。特に小さな子どもには、厚みのある柔らかすぎる枕は避けるべきです。

また、子どもがアレルギーを持っている場合は、抗アレルギー素材や抗菌仕様の枕を選ぶことが大切です。

さらに、寝返りが多い子どもには、通気性の良い素材で作られた枕を選び、定期的に枕を洗濯し清潔を保つことも忘れずに。

枕の劣化によるサポート不足も避けるために、数年おきに枕の買い替えを検討することも重要です。

Q5: 子ども用の枕を選ぶ際に考慮すべき特別な素材やデザインはありますか?

子ども用枕には、低反発ウレタンやラテックスなど、サポート力と柔軟性を兼ね備えた素材が推奨されます。

また、枕の表面には、通気性に優れたコットンやオーガニック素材を使用すると、汗や湿気を逃がしやすく、寝汗の多い子どもにも最適です。

さらに、枕の形状としては、頸椎を支えるための凹型デザインや、寝返りをスムーズに促進するための両サイドが高いデザインが効果的です。

子どもの年齢や体型に合わせた設計を持つ枕を選ぶことが、長期的な健康サポートに繋がります。

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