この記事を書いたのは

睡眠オタクな作業療法士 石垣貴康です。

医療現場で延べ3万人以上の睡眠と身体の悩みに向き合い、現在は三重県で「眠りのコツ研究所」と「Totonoe-整-」を運営しています。

国家資格である作業療法士として、姿勢や動作の専門知識をもとに、科学的かつ実践的な睡眠改善を提案しています。専門職の育成や技術指導にも携わっています。

ブログ以外にも、書籍出版や講演、教育機関での授業など、睡眠のことをお伝えしています。

本ブログでは、医学的根拠と臨床経験に基づいた“リアルに使える睡眠情報”を、誰にでもわかりやすく、かつ深掘りしてお届けしています。

クリスマスといえばパーティーやプレゼントで盛り上がる時期ですよね!

でも、その楽しいイベントが、実はあなたの「睡眠の質」を大きく損なう可能性があることをご存じでしょうか?

この記事では、睡眠オタクの視点から、クリスマスがどのように睡眠に影響を与えるのかを掘り下げ、睡眠の質を守るための具体的な対策をお伝えします。

クリスマスだからといって睡眠を軽視すると、翌日以降に予期せぬ体調不良を招くことも…。

クリスマスで睡眠が崩れる3つの理由

1. 夜更かしで乱れる体内時計

クリスマスイブや当日は、ついつい夜更かししがち。普段より遅く寝ることで、体内時計がズレてしまいます。このズレは、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌時間を後ろ倒しにし、深い睡眠を得にくくする原因となります。

夜更かしが1日でも続くと、脳の視交叉上核(体内時計を司る部位)がリズムを取り戻すのに数日かかることがあります。
特にクリスマスの夜はこのズレが大きくなりがちです。

睡眠オタクのポイント解説

2. クリスマス特有の「過食」と「飲み過ぎ」

脂肪分の多いローストチキン、甘いケーキ、そしてアルコール…。これらは胃腸に負担をかけ、夜間に体がリラックスできない状態を作り出します。

睡眠オタクの睡眠術

  1. 食後2時間以上空けてから寝るようにする。
  2. アルコールは寝る3時間前までに控える。
  3. 夜に消化の良いハーブティーを飲むと◎。

3. ストレスと興奮で交感神経が優位に

プレゼント選びやイベント準備のストレス、そして当日の高揚感で交感神経が活発になります。この状態では心拍数が上がり、なかなか寝つけません。

睡眠オタクの睡眠術

  1. 就寝前に腹式呼吸でリラックス。
  2. 軽いストレッチやヨガポーズを取り入れて、副交感神経を刺激。
トナカイのソリに乗って走るサンタのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

睡眠の質を守る!クリスマスでもできる5つの実践法

1. 寝る時間はいつもと同じにする

体内時計は一定のリズムで機能しています。

毎日同じ時間に就寝と起床を繰り返すことで、メラトニンの分泌が安定し、深い睡眠を確保しやすくなります。

参考文献: Sack et al. (2007), “Circadian rhythm sleep disorders.”

2. 食事量とアルコールを控える

高脂肪食は胃腸の負担を増加させ、夜間の胃酸逆流のリスクを高めます。

また、アルコールは一時的に入眠を助ける作用がありますが、深い睡眠を阻害し、中途覚醒を増加させます。

参考文献: Roehrs & Roth (2001), “Sleep, sleepiness, and alcohol use.”

3. 1時間前にスクリーンオフ

電子機器から発せられるブルーライトは、脳の覚醒を促進し、メラトニンの分泌を抑制します。

寝る前のスクリーン使用を控えることで、入眠時間を短縮できます。

参考文献: Chang et al. (2015), “Evening use of light-emitting eReaders negatively affects sleep.”

4. 快適な寝室環境を整える

寝室の温度が適切でないと、体温調節機能が阻害され、睡眠の質が低下します。

快適な室温(18~20℃)と湿度(50%程度)は深い睡眠をサポートします。

参考文献: Okamoto-Mizuno & Mizuno (2012), “Effects of thermal environment on sleep and circadian rhythm.”

5. 眠りを深める呼吸法を試す

呼吸法は副交感神経を刺激し、心拍数を低下させることでリラックスを促進します。

特に4-7-8呼吸法はストレス軽減と入眠促進に効果的です。

参考文献: Brown & Gerbarg (2005), “Sudarshan Kriya yogic breathing in the treatment of stress.”

睡眠講演随時受付中▶詳細

\ 最新の記事をスワイプ👆⇒ /

なぜ睡眠薬を飲み続けても不眠は治らないのか?|効かない本当の理由を作業療法士が解説

「睡眠薬を飲み続けても不眠が治らないのはなぜ?」その原因は意志の弱さではありません。多くの人が見落としている本当の原因を、睡眠オタクな作業療法士が科学的根拠をもとに解説。脳・自律神経・生活習慣との関係から、薬に頼りすぎないための改善アプローチまでわかりやすく紹介します。
Read More

布団に入ってすぐ寝る人は要注意?「即寝」がよくない本当の理由を医療視点で解説

布団に入ってすぐ眠れるのは良い睡眠だと思っていませんか?実は「即寝」は、脳や自律神経が疲れ切っているサインの可能性があります。睡眠オタクな作業療法士が、即寝が起こる本当の理由と見逃されがちなリスク、回復につながる睡眠への整え方を医療視点でわかりやすく解説。眠れているのに疲れが取れない人は必読です。
Read More

\ 石垣のInstagram /

睡眠オタクからのメッセージ

クリスマスの楽しみを優先しつつ、睡眠の大切さを見逃さないことが健康への近道です。

特別な日だからこそ、質の高い睡眠を意識することで、次の日のエネルギーが満ち溢れるでしょう!

「楽しむこと」と「休むこと」を両立させて、最高のクリスマスを過ごしてくださいね。

▼気になる記事選▼

\書籍はWEBで購入可/

\睡眠オタのYouTubeチャンネル/

\どんな活動してるの?/