目次
お金があっても幸せとは限らない
「老後はお金さえあれば安心」――そう思っていませんか?
実際には、経済的に余裕があっても、不安や不調を抱えて笑顔が少ない人は少なくありません。
一方で、80歳を過ぎてもイキイキと暮らし、笑顔にあふれた生活をしている人もいます。
この違いを生み出すもの――それが「運動」です。
🧠豆知識
運動は前頭前野や海馬の血流を増加させ、感情や意思決定を司る脳機能を改善する(Hillman et al., 2008)。

運を動かす=運動
運動という言葉は「運を動かす」と書きます。
体を動かすことで血流が良くなり、脳に酸素が届き、気分を安定させるホルモン(セロトニン・ドーパミン・エンドルフィン)が分泌されます。
その結果、前向きな判断や行動が増え、チャンスをつかみやすくなる。
まさに「運を動かす」ことにつながるのです。
🧠豆知識
リズム運動は縫線核のセロトニン神経を賦活し、感情の安定と覚醒水準の調整に寄与する(Jacobs & Fornal, 1999)。

知っているけど、やっていないこと
「運動が大切」なんて、誰もが知っています。
でも――知っているのに、やっていない。
これは知っていないのと同じことです。
新しい知識を追いかけるよりも、まずは「知っているけどやっていないこと」を実行すること。
その代表が運動なのです。
🧠豆知識
習慣化されない知識は脳のワーキングメモリで消失し、行動変容につながらない(Miller & Cuttler, 2003)。

運動は痩せるだけじゃない、若返る
運動を「ダイエットの手段」と思いがちですが、本当の価値は「若返り」にあります。
- 筋肉の維持:姿勢や歩行を保つ
- 血管の若返り:動脈硬化を防ぐ
- 脳の若返り:BDNF(脳由来神経栄養因子)が増え、記憶力・判断力を高める
- 細胞レベルの若返り:運動習慣のある人は細胞寿命を決める「テロメア」が長く保たれる
🧠豆知識
有酸素運動はBDNF分泌を促進し、神経新生やシナプス可塑性を高め、脳の加齢変化を抑制する(Erickson et al., 2011)。

スキップが生み出す笑顔の力
ディズニーランドの入り口を思い浮かべてください。
カップルや友達同士がスキップしながら入っていく姿は、見ているこちらまで楽しくなります。
スキップは笑顔を引き出す運動であり、自分だけでなく周囲の人にも幸せを伝えるポジティブな動作です。
🧠豆知識
笑顔などの表情運動は扁桃体活動を調整し、快情動を脳内に再帰的に強化する(Dimberg & Thunberg, 2007)。

ゴロゴロ派 vs アクティブ派
休みの日の過ごし方を想像してみてください。
- Aさん:ベッドで一日中ゴロゴロ。
- Bさん:海や山に出かけて体を動かしてリフレッシュ。
どちらが幸せに見えるでしょうか?
🧠豆知識
自然環境下での身体活動は自律神経系を安定させ、ストレスホルモンの低下をもたらす(Park et al., 2010)。

デスクワークは「水の流れ」を止める
デスクワークは体内の「清流」を止めるようなものです。
水が流れなければ濁るように、体内の血流やリンパも滞ります。
朝に運動することで一日の流れを整え、清流のように体を保つことができます。
🧠豆知識
座位時間の増加は下肢血流量を低下させ、内皮機能障害を引き起こす(Thosar et al., 2015)。
汗は体の浄化
運動でかく汗は、体から塩分や老廃物を排出し、まさに「浄化」の役割を果たします。
🧠豆知識
発汗は体温調整だけでなく、ナトリウム排泄とストレス緩和に関与する(Shibasaki & Crandall, 2010)。

連休明けのネガティブエネルギーに負けない
連休明けの満員電車や渋滞は、ネガティブな気持ちの渦です。
休み中にしっかり運動し、汗を流しておけば、自分のリズムを崩さずに過ごせます。
🧠豆知識
運動は扁桃体の反応性を低下させ、社会的ストレス刺激に対する耐性を高める(Hötting & Röder, 2013)。
運を動かす人は未来を動かす人
運動は――
- 知っていることを「やる」に変える行動
- 若返りをもたらす投資
- 笑顔をつくり、周囲に幸せを伝える動作
- 水の流れを清流に保つ浄化
- ネガティブに巻き込まれないための盾
これらを実践するのが「運を動かす=運動」です。

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今日からできる小さな一歩
- 朝10分の散歩を始める
- 無理なく続けられる範囲でやる
- 無理にはやらない
- 休みの日に自然の中で体を動かす
- スキップや笑顔を取り入れる
- 汗をかいてリフレッシュする
知識を「やる」に変える小さな一歩が、運も未来も大きく動かします。
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