この記事を書いたのは

睡眠オタクな作業療法士 石垣貴康です。

医療現場で延べ3万人以上の睡眠と身体の悩みに向き合い、現在は三重県で「眠りのコツ研究所」と「Totonoe-整-」を運営しています。

国家資格である作業療法士として、姿勢や動作の専門知識をもとに、科学的かつ実践的な睡眠改善を提案しています。専門職の育成や技術指導にも携わっています。

ブログ以外にも、書籍出版や講演、教育機関での授業など、睡眠のことをお伝えしています。

本ブログでは、医学的根拠と臨床経験に基づいた“リアルに使える睡眠情報”を、誰にでもわかりやすく、かつ深掘りしてお届けしています。

中途覚醒とは?

夜中に突然目が覚める「中途覚醒」は、実は多くの方が経験する現象です。

もちろん私もありますが、そこでの対処方法を間違い再入眠できなかった経験もあります。

中途覚醒が頻繁に起こることで、朝まで熟睡できず、日中の眠気や集中力の低下、不安やイライラの原因にもなりえます。

本記事では、睡眠の質を上げるための実践的な方法も解説します。

中途覚醒のリスクと解決策をこの記事でチェックください。

中途覚醒が起こる理由とリスク

中途覚醒は、特に以下の要因によって引き起こされます。

  1. ストレス
    日中のストレスが解消されないまま眠りにつくと、浅い眠りが増え、夜中に目が覚めやすくなります。
  2. 生活リズムの乱れ
    就寝時間や起床時間が不規則だと、体内時計が乱れやすくなり、中途覚醒を招く原因となります。
  3. 環境要因
    寝室の温度や明るさ、騒音などが適切でないと、途中で目が覚めることが多くなります。
  4. 年齢による影響
    年齢を重ねるとともにホルモン分泌が下がり、どうしても睡眠が浅くなります。中途覚醒の頻度が増加する傾向があります。

これらの要因が積み重なると、深い睡眠が得られず「朝まで熟睡」が難しくなり、日中の活力が失われる可能性があります。

中途覚醒を防ぎ、朝まで熟睡するための対処法

中途覚醒に悩まされている方のために、以下の対処法を紹介します。

これらは、科学的根拠に基づいた方法で、睡眠の質向上を目指す方におすすめです。

深呼吸でリラックスする

目が覚めたら、まずは深く呼吸をしてリラックスしましょう。特に腹式呼吸を意識することで、副交感神経が優位になり、再び眠りにつきやすくなります。

寝室環境を整える

寝室の温度は快適であることが重要です。理想的には18〜22℃が適温とされており、薄暗い照明や遮光カーテンを活用して光の刺激を減らすことも効果的です。

リラックスするルーティンを取り入れる

就寝前のルーティンとして、軽いストレッチやアロマテラピー、読書などを取り入れると、眠りやすい状態を作りやすくなります。

定期的な生活リズムを守る

規則的な生活リズムは、体内時計の調整に役立ち、夜中に目覚めることを減らすのに効果的です。就寝・起床の時間を毎日一定に保つことで、朝まで熟睡することが期待できます。

カフェインやアルコールを避ける

カフェインアルコールは、眠りを浅くし、中途覚醒を引き起こす原因となります。寝る前の数時間は、これらの摂取を控えるように心がけましょう。

私は育児で目覚めその後にすぐに眠れないときは、ベッドの外で薄暗い中で読書をすることが多いです。

スマホはダメです!極力つまらない本を読むと眠気がやってきます。

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睡眠の質向上がもたらす健康効果

免疫力の向上やストレスの軽減、さらにはメンタルヘルスの改善にもつながります。

日々の生活において、質の良い睡眠を実現することは、健康の基盤となります。

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参考文献

角谷リョウ (2024)「夜中に目が覚めてしまう…中途覚醒した時、どうするのが良い?」『ヨガジャーナルオンライン』SmartNews, Inc.