韓国の睡眠文化と日本との違い|睡眠オタクな作業療法士が韓国で考えた「眠り」の話

この記事を書いたのは

睡眠オタクな作業療法士 石垣貴康です。

医療現場で延3万人以上の睡眠と身体の悩みに向き合い、「動きと休息のすゝめ」をベースに、現在は「Totonoe-整-」を運営しています。

国家資格である作業療法士として、姿勢や動作の専門知識をもとに、科学的かつ実践的な睡眠改善を提案しています。専門職の育成や技術指導にも携わっています。

ブログ以外にも、書籍出版や講演、教育機関での授業など、睡眠のことをお伝えしています。

本ブログでは、医学的根拠と臨床経験に基づいた“リアルに使える睡眠情報”を、誰にでもわかりやすく、かつ深掘りしてお届けしています。

先日、韓国へ行ってきました。

滞在したのは、ソウル・明洞。

韓国料理を食べたり、街を歩いたり、買い物をしたり。

もちろん、そういう韓国らしさも楽しんできたのですが、普段から睡眠について考えている私としては、韓国へ行くとやっぱり気になるんですよ。

「韓国の人って、どんなふうに眠っているんだろう?」

日本ではよく、

「日本人は世界的に睡眠時間が短い」

と言われていますよね。

では、お隣の韓国はどうなのか。

実は韓国も、国際比較では睡眠時間が短い国としてたびたび取り上げられてきました。

ただ、調べていくと面白いんです。

韓国には、

オンドル(온돌)という床暖房文化があり、床の上で生活し、床の上で眠ってきた歴史があります。

さらに、

家族との眠り方。

急速な産業化。

長時間労働。

受験や教育。

平日と休日の睡眠時間の違い。

こういったものまで見ていくと、

「韓国人は何時間寝ているのか?」

という数字だけでは、韓国の睡眠は語れません。

今回は、韓国の睡眠の歴史や文化、日本との違いを、研究や統計を使いながら少しマニアックに掘ってみます。

そして後半では、今回実際に滞在したル メリディアン ソウル明洞(Le Méridien Seoul, Myeongdong)を、

「睡眠環境としてどうだったのか?」

という睡眠オタクな作業療法士の視点でも紹介します。

まず、韓国の人はどれくらい眠っているのか?

「韓国 睡眠」と調べると、

「韓国人は睡眠時間が短い」

という情報をよく見かけます。

これは、まったく根拠のない話ではありません。

国際比較として広く引用されてきたOECDのTime Use(生活時間調査)に基づくデータでは、1日あたりの睡眠時間は日本442分、韓国471分と報告されていました。時間にすると、日本は約7時間22分、韓国は約7時間51分です。

1日あたりの睡眠時間時間換算
日本442分約7時間22分
韓国471分約7時間51分
29分韓国が約29分長い

ここだけを見ると、

韓国の方が日本より約30分長く眠っている。

ただし、ここはかなり重要なので注意してください。

この442分、471分という数字は、現在の日本人・韓国人の最新平均睡眠時間を示すものではありません。

OECDのTime Use Database自体も、国によって調査年、調査設計、日記を記録する日数、活動の分類方法などが異なるため、国際比較には注意が必要だと明記しています。

なので、

「OECDで日本は世界最下位!」

「韓国は世界○位!」

とランキングだけを切り取るよりも、

日本と韓国は、国際的に見て睡眠時間を確保しにくい社会として長く注目されてきた

くらいに捉えるのが私は適切だと思っています。

睡眠って、ランキングで競うものじゃないですからね。

韓国の睡眠は、少しずつ長くなっている

さらに韓国国内のデータを見ると、また違った景色が見えてきます。

2023年に『Sleep Medicine』に掲載された韓国の生活時間調査を用いた研究では、韓国の睡眠時間は過去15年間で増加傾向にあることが報告されています。

つまり、

「韓国人はずっと寝ていない」わけでもない。

社会が変われば、睡眠も変わる。

これ、すごく重要だと思うんですよ。

睡眠時間って個人の意思だけで決まっているように見えますが、

働く時間。

学校の時間。

通勤。

家族との時間。

社会制度。

住環境。

全部から影響を受けます。

だから、睡眠を語るなら、

その人だけを見るのではなく、その人が暮らしている社会まで見る必要がある。

作業療法士として睡眠を考えていても、ここはすごく大切だと思っています。

韓国の睡眠文化を知るなら「オンドル」は外せない

では、少し歴史を遡ります。

韓国の睡眠文化を考えるうえで外せないのが、

オンドル(온돌/Ondol)

です。

オンドルとは、韓国の伝統的な床暖房システム。

床の下に熱を通して、床そのものを暖める仕組みです。

韓国政府の公式文化情報では、朝鮮半島におけるオンドルの歴史は2,000年以上に及ぶとされています。

何が面白いかというと、

オンドルは単なる暖房設備ではないんですよ。

暖かい床がある。

だから床に座る。

床で食事をする。

床でくつろぐ。

そして、

床に寝具を敷いて眠る。

つまり韓国では、

「床」が家具の下にある単なる構造物ではなく、生活そのものの舞台になってきた。

これ、睡眠を考えるとものすごく面白いですよね。

日本も床で寝る。でも韓国とは少し違う

「いや、日本だって布団で寝てきたでしょ?」

そう思いますよね。

その通りです。

日本にも、

畳。

敷布団。

掛け布団。

という床に近い睡眠文化があります。

ここは韓国とかなり似ています。

でも、大きく違うのが、

床そのものを暖める文化の強さ。

韓国ではオンドルによって床そのものが暖房装置として機能してきました。

そのため、

床で過ごすことと、暖かさと、眠ることが一体化している。

日本では畳+布団。

韓国ではオンドル+床寝具。

似ています。

でも、

身体が接している「床」に求められてきた機能が少し違う。

こういう違いを見ると、

寝具だけ比べても、その国の睡眠文化って分からないんですよね。

家そのものを見る必要がある。

「どこで眠るか」だけではなく、「誰と眠るか」

韓国の睡眠文化でもうひとつ面白いのが、

家族との睡眠です。

1995年に発表された『Sleep in Korea: a developmental perspective』では、韓国の産業化や核家族化に伴って、子どもの睡眠環境にも変化が生じたことが論じられています。

核家族化によって、子どもが従来より早い段階から独立した睡眠環境を持つようになるなど、社会構造の変化が睡眠の配置にも影響してきたとされています。

また、韓国の添い寝文化を扱った研究では、東アジアでは親子のco-sleeping(添い寝・同室睡眠)が文化的に自然な育児行動として受け止められてきた背景が指摘されています。

これも、

私は睡眠を考えるうえですごく大事だと思っています。

「何時間寝ていますか?」

「どんな枕を使っていますか?」

だけではないんです。

誰と眠っているのか。

こうしたことも全部、

その人の睡眠環境です。

韓国の睡眠は「床の文化」から「時間の問題」へ

ここまで歴史を追っていくと、

昔の韓国の睡眠では、

「どこで、どう眠るか」

という住環境や家族文化がすごく重要だったことが分かります。

ところが現代になると、

別の問題が大きくなってきます。

それが、

「そもそも眠る時間を確保できているのか?」

という問題です。

都市化。

働き方。

通勤。

夜型生活。

スマートフォン。

教育。

社会的な時間の制約。

生活が便利になった一方で、

起きていられる時間も、起きていなければならない時間も増えました。

韓国の睡眠研究を読んでいると、この「社会によって削られる睡眠」がかなり見えてきます。

現代韓国で興味深い「平日と休日の睡眠差」

ここは韓国の睡眠を考えるうえで、かなり興味深い研究があります。

2025年に『Journal of Korean Medical Science』に掲載された、韓国の19〜34歳14,931人を対象とした研究です。

この研究では、

38.5%が平日に推奨される7時間未満の睡眠でした。

さらに、

49.4%が休日に平日より1〜2時間長く眠り、17.1%は休日に2時間を超えて長く眠っていました。

韓国の19〜34歳割合
平日7時間未満38.5%
休日に1〜2時間長く眠る49.4%
休日に2時間超長く眠る17.1%

つまり、

平日に足りない睡眠を、休日に取り返そうとしている人が非常に多い。

いわゆる、

Weekend Catch-Up Sleep(週末のキャッチアップ睡眠)

です。

「週末に寝ればいいじゃん」

と思うかもしれません。

もちろん、睡眠不足の状態で睡眠機会を確保すること自体が悪いわけではありません。

ただ、この研究では平日と休日の睡眠時間差が大きいほど、メンタルヘルス不調と関連することも報告されています。

因果関係を証明した研究ではありませんが、

平日と休日で大きく生活時間がズレる状態そのものが、生活の無理を映している可能性

は考えたいところです。

日本と韓国、睡眠は何が似ていて何が違う?

ここで一度整理してみます。

比較項目日本韓国
伝統的な睡眠環境畳+布団オンドル+床寝具
床との関係畳を生活・睡眠に使用暖房された床そのものが生活の中心
暖房文化部屋全体・局所暖房など床暖房文化が非常に強い
家族との睡眠添い寝・同室睡眠文化あり添い寝・家族睡眠文化あり
住宅の近代化布団+ベッドが共存床生活+西洋式ベッドが共存
国際比較での睡眠短い国として知られる同じく短い国として知られる
現代の課題労働、夜型化、生活時間労働、教育、平日と休日の睡眠差など
代表的な文化背景畳・布団オンドル

こうして見ると、

日本と韓国って、

かなり似ているんですよ。

床に近いところで眠ってきた。

家族と一緒に眠る文化がある。

急速に生活が西洋化した。

長時間労働の問題を抱えてきた。

そして睡眠時間が短い。

でも、

韓国にはオンドルという、かなり独特な「床と身体の関係」がある。

この違いは面白いですよね。

韓国の睡眠は「睡眠時間」だけでは語れない

ここまで書いてきて、

私が一番伝えたいのはここです。

韓国人の睡眠時間が何時間。

日本人は何時間。

どちらが長い。

どちらが短い。

もちろん数字も大切です。

でも、

睡眠って、文化なんですよ。

家がどう作られているか。

家族とどう過ごすか。

何時まで仕事をするか。

子どもが何時まで勉強するか。

夜の街が何時まで動いているか。

何を着て眠るか。

床で眠るのか。

ベッドで眠るのか。

全部が睡眠につながっています。

だから私は、

「睡眠時間を見る」のではなく、「その睡眠を作っている生活を見る」

という視点がすごく大切だと思っています。

韓国で睡眠を発信するBrainer Jayさん

そして最近、個人的にも韓国の睡眠が少し身近になっています。

韓国で睡眠について発信されているBrainer Jay(ブレイナー・ジェイ)さんと、連絡を取らせていただく機会がありました。

Jayさんは韓国を拠点に睡眠について発信されていて、YouTubeの「Brainer Jay’s Deep Sleep Guide」は約80万人が登録する大きなチャンネルです。

睡眠というテーマだけで、これだけ多くの人に発信している。

すごいですよね。

私自身、日本で睡眠について発信していますが、

「他の国では、どんなふうに睡眠が伝えられているんだろう?」

ということにもすごく興味があります。

韓国の睡眠に興味がある方は、ぜひJayさんの発信も見てみてください。

Instagram
https://www.instagram.com/brainer_jay/?hl=ja

YouTube「Brainer Jay’s Deep Sleep Guide」
https://www.youtube.com/@deepsleepguide

そして、実際に韓国・明洞で眠ってみました

ここから少しだけ、今回の韓国滞在の話を。

今回宿泊したのは、

ル メリディアン ソウル明洞
(Le Méridien Seoul, Myeongdong)

です。

▶︎ ル メリディアン ソウル明洞 公式サイト
https://www.marriott.com/en-us/hotels/selmm-le-meridien-seoul-myeongdong/overview/

ホテル公式サイトでは、ソウル中心部・明洞に位置する5つ星ホテルとして紹介されており、200の客室・スイート、屋内プール、フィットネス設備などがあります。また地下鉄駅から徒歩約5分という立地も案内されています。

立地はかなり便利でした。

明洞の街へ出やすい。

駅にも行きやすい。

ホテルの下にはコンビニや両替所もありました。

ただ、

私がホテルに泊まると、

普通とはちょっと違うところを見始めます。

睡眠オタクがホテルに入ったら、まず何を見る?

私はホテルに入ると、

「このホテル良いだな」

だけでは終わらないんですよ。

(面倒な人ですよね。)

まず、

「ここ、眠りやすいかな?」

を見ます。

例えば、

  • 外からの光
  • 夜間照明
  • 遮光性
  • 騒音
  • 空調
  • 温度・湿度
  • 空気環境
  • 寝具
  • ベッド周辺の光源

このあたりが気になります。

なんでかというと、

翌日のパフォーマンスが高くないと、せっかく韓国に来ても十分に楽しめないからです。

今回のル メリディアン ソウル明洞については、

かなり眠りやすい環境でした。

廊下の様子

特によかったのは「遮光」と「静かさ」

まず良かったのが、

遮光カーテン。

カーテンを閉めると、かなり暗い環境をつくることができました。

ホテルって意外と、

カーテンの隙間から外の光が入ったり、

廊下の光がドア周囲から入ったり、

電子機器が光っていたりするんですよね。

だから、

「暗くできる」って、それだけで私はかなり嬉しい。

もうひとつよかったのが、

静かさ。

明洞という、人が多くて賑やかな場所にいるにもかかわらず、私が泊まった部屋では夜間の外部騒音がほとんど気になりませんでした。

これは大きかったです。

客室内の様子(動画)

空調と空気環境もよかった

エアコンの設定も分かりやすく、

自分が眠りやすい温度に調整しやすかったです。

さらに空気清浄機もありました。

睡眠というと、

枕。

マットレス。

寝姿勢。

に目が行きやすいですが、

それだけではありません。

人間は「寝具の上」ではなく、「環境の中」で眠っています。

暑い。

寒い。

乾燥する。

明るい。

うるさい。

これだけで、どんなに高級なベッドでも眠りづらくなります。

だからホテルを見るときも、

寝具だけを見るのではなく、

部屋全体を睡眠環境として見る。

私はそうしています。

ちなみに今回も小さな温湿度計も持参し、寝る前には普段使っている音楽を流していました。

環境が変わる場所だからこそ、全部を特別仕様にするのではなく、普段の眠りに近い要素を少し残しておくのも私なりの工夫です。

ただ、一つだけ猛烈に気になったものがある

かなり快適だったんですが、

一つだけ。

どうしても気になるものがありました。

天井です。

天井についている煙感知器と思われる設備が、

数秒おきくらいにピカッと光る。

暗くすると、

ピカッ。

しばらくすると、

また、

ピカッ。

(あれ?今光ったよね?)

一度気づくと、

次に光るのを待ってしまうんですよ。

これ、睡眠の面白いところなんです。

刺激の物理的な強さだけではなく、

「自分がその刺激を認識してしまったか」

も大きい。

全然気にならない人もいると思います。

でも私には気になりました。

(気が小さいので……。)

もちろん安全設備なので、勝手に触ったり覆ったりするようなものではありません。

ただ、

「ホテルの睡眠環境を見るなら、天井まで見る」

という新たな学びにはなりました(笑)。

明洞ではパジャマも買いました

そして明洞では、

JUUNEEDU(ジュニードゥ)

というショップでパジャマも購入しました。

日本向けにもQoo10の「JUUNEEDU 韓国公式ストア」があります。

Qoo10
https://www.qoo10.jp/shop/juuneedu

Instagram
https://www.instagram.com/juuneedu_jp/

価格も比較的リーズナブル。

でも、

私がパジャマについて面白いと思っているのは、

「この服を着たら睡眠の質が上がる」

みたいな単純な話ではありません。

もっと生活的な話です。

パジャマは「眠ることを楽しみにする道具」でもいい

お気に入りのパジャマに着替える。

照明を落とす。

歯を磨く。

ベッドへ行く。

こういう行動が毎日ある程度繰り返されていけば、

「そろそろ眠る時間だな」

という一連の流れを作ることができます。

私は、

パジャマをものすごく機能的に考えなくてもいいと思っているんですよ。

もちろん、

素材。

吸湿性。

肌触り。

温熱環境。

そういうことも大切です。

でも、

「これを着て寝るのがちょっと楽しみ」

でもいい。

私は睡眠について、

眠らなければいけない。

○時間寝なければいけない。

睡眠の質を上げなければいけない。

と義務ばかり増やしたくありません。

眠ること自体を楽しみにできる。

そのために、

お気に入りのパジャマを買う。

私は全然ありだと思っています。

\ 石垣のInstagram /

韓国へ行って改めて思った。睡眠は「文化」であり「生活」ということ

今回、

韓国の睡眠について改めて調べました。

オンドル。

床で眠る文化。

家族との睡眠。

核家族化。

産業化。

長時間労働。

平日と休日の睡眠差。

そして現代のホテルでの睡眠。

全部、

一見すると別の話に見えます。

でも私は、

全部つながっていると思っています。

なぜなら、

睡眠は生活の最後に残った数時間ではないから。

その人が、

どこで暮らしているのか。

誰と暮らしているのか。

どう働いているのか。

何時まで起きている必要があるのか。

どんな家に住んでいるのか。

どんな価値観を持っているのか。

そういった24時間の生活の結果として、

夜の睡眠があります。

だから、

「韓国人は何時間寝ている?」

だけでは足りない。

「日本人は世界で一番寝ていない!」

だけでも足りない。

なぜ、その睡眠になっているんだろう?

そこまで考える。

私はその方が圧倒的に面白いと思っています。

そして、

違う国へ行くと、

自分たちの「当たり前」も見えてきます。

床で眠る。

ベッドで眠る。

家族で眠る。

一人で眠る。

週末に寝だめする。

パジャマに着替える。

全部、

人間の「眠る」という行為です。

でもその中身は、

文化や社会や、その人自身によって全然違う。

だから睡眠って面白いんですよね。

韓国へ行って、

改めてそんなことを感じました。

この記事を書いたのは

睡眠オタクな作業療法士 石垣貴康です。

睡眠を、ただ「眠るための方法」としてではなく、毎日の生活や心身の状態、そして人生を楽しむための土台として伝えたい。そんな想いで、この記事を書いています。

作業療法士としての臨床経験と、睡眠に関する研究や知識をもとに、難しい内容もできる限り生活に落とし込んでお届けします。

睡眠を知ることで、自分の身体や暮らしを少し大切にしたくなる。そんなきっかけになれば嬉しいです。

この記事が、身近な方の睡眠や生活を見つめ直すきっかけになりそうだと感じたら、ぜひシェアしてください。

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睡眠の質を高めるために知っておきたい公的エビデンス

睡眠の質は「なんとなく良い・悪い」で判断するものではなく、科学的にも明確な指標や推奨が存在します。

例えば、厚生労働省では生活習慣や環境が睡眠に与える影響について詳しく解説されており、日中の活動量や光の使い方、就寝前の行動が睡眠の質を左右することが示されています( 厚生労働省 睡眠対策ページ)。

また、最新の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、適切な睡眠時間や生活リズムの整え方が具体的に示されており、特にスマートフォンの使用や夜間の光環境が睡眠に大きな影響を与えることが明記されています( 睡眠ガイド2023(厚生労働省))。

さらに、国立精神・神経医療研究センターのガイドラインでは、不眠や日中の眠気といった睡眠障害のメカニズムや対処法についても詳しく解説されており、医学的な視点からも睡眠の重要性が示されています( 睡眠障害ガイドライン(NCNP))。

国際的にも、WHO(世界保健機関)は睡眠を健康の重要な要素と位置づけ、身体活動や生活習慣と並ぶ「健康の柱」として推奨しています( WHO 睡眠に関するガイドライン)。

このように、睡眠は個人の感覚だけでなく、国内外の研究や公的機関によってその重要性が裏付けられています。

だからこそ「なんとなく」ではなく、根拠に基づいた習慣づくりが重要になります。

▼オススメ記事▼

参考文献・参考資料

  • OECD. Time Use Database.
  • Jang Y, Jun JS, Jung KY. Trends in sleep duration in Korea: The Korean time use survey. Sleep Medicine. 2023.
  • Jeong DU. Sleep in Korea: a developmental perspective. Psychiatry and Clinical Neurosciences. 1995.
  • Chung S. Cultural Issues of Co-Sleeping in Korea. Sleep Medicine Research. 2014.
  • Choi M, et al. Association Between Weekday-To-Weekend Sleep Differences and Poor Mental Health Among Young Adults in Korea. Journal of Korean Medical Science. 2025.
  • OECD. Promoting Health and Well-being at Work.
  • Korea.net. Ondol becomes national intangible heritage item.
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